Photo by Mr Y.Itoh & K.Hosoda
Article by K.Hosoda
今回はF3が併催のため通常通りの2dayレース。サーキットには木曜日から入り、スポーツ走行と金曜日のN1リーグ専有走行でセットアップを進める。木曜から調子はまずまずで、金曜のN1リーグ専有走行で最終的にセットアップを行ない、終始2〜3番手のポジションにつける。
明けて決勝日。恒例となったピットウオークでは、多くのファンが詰めかけ、キャンギャル共々ファンサービスに努める。彼女たちのプロフィールはトピックスでどうぞ。また、ピットウォークの時間にコース上では織戸学、飯田章両ドライバーによるドリフトパフォーマンスが行なわれた。
<決勝を前に70アルゴシビックの宮城選手と談笑する山内&浅見の両名。こういうときの山内の口癖が「頼むよ!」である。ライバルチームのドライバーに対し、何を頼んでいるのかは想像して欲しい。>
今回もスタートは山内が務める。そして午後1時25分過ぎにローリングによってレースはスタート。クラス3番手からスタートした山内だが、1周目は5番手、つまりクラス最後尾で通過だ。後で聞くと「目の前でスピンされたので抜かれてしまった」とのこと。それでも4周目には4番手に浮上して早くも上位を伺う。
ところが、その後3番手との差は縮まるどころか徐々に開いてしまう。予選でタイヤを使いすぎたようでペースが上がらないのだ。もともと作戦的に山内は早めのピットインを予定していたのでしばらくはそのまま走行を続ける。25周を過ぎたあたりから3番手との差が少しずつ詰まってくるが、抜くまでには至らず、37周を終えた時点でピットイン。給油とフロントタイヤを交換して浅見がピットアウトした。
この時点で再びクラス最後尾の5番手にドロップ。しかし、この頃から次々と上位陣にトラブルが発生。525ZIGENパルサーがパンク&エンジン不調で続けざまにピットイン。70アルゴシビックも他車と接触した模様でフロントまわりをを壊してペースが上がらない。99TARGETシビックがいつピットインしたか見逃していたが、52周目にモニターを見ると、我々がトップに立っているではないか。浅見は48秒台で周回を重ね、60周時点で40秒ものマージンを奪っていた。
その後も浅見は激走を続け、2番手を走る99シビックとの差をどんどん広げていく。ところが90周を過ぎたあたりから雨が降り始め、ペースが落ちてくる。でも、それは後続車も同じで、差はやや縮まってくるが余裕で103周を走りきり、今季3連勝、昨年から参戦レースで4連勝をマークした。
レース後「今までで最低のセットだった。良くても2番手がいいとこと思った」と浅見が言っていたように、非常に乗りにくいセッティングの中での激闘だったことがレース後に確認された。上位陣の脱落に助けられた形の勝利ではあったが、それもレース。
この勢いを次戦の十勝24時間レースに持ち込んで、シリーズ争いから一歩抜けだそうと思っています。応援のほどよろしくお願いします。
今回TIに来てもらったキャンギャルはこの3人です。プロフィールを簡単に紹介しますと、
名前 嶋田明子 天見怜香 KIYOMI
出身地 東京都 東京都 山口県
身長 170cm 158cm 167cm
BWH 86-58-88 83-58-85 85-61-87
特技 ダンス 中国語 パソコン
といったところです。応援よろしくお願いします。
<あ〜、やってもうたぁ〜>
今回久々に鈑金が必要となるアクシデントがあった。山内が乗っているときピットインの合図を「譲ってくれた」と思った後続車に2コーナーでインに入られてしまったのが原因。普段から気を付けていてもこういうこともたまにあるのが耐久レースだ。
<やっと到着>
浜松のガレージに着いたのは深夜1時過ぎ。後片づけもそこそこに各自家路につく。なお、ガレージには十勝24時間レース用マシンが塗装から帰ってきていた。このマシンは98年に使用していたマシンで、売れ残っていたところに突如として「これ十勝24時間用に仕上げてこっちで出よう」と相成った。
ということで、今回はここまで。