Photo by Mr.Y.O/Mr.600/K.Hosoda
Article by K.Hosoda


2004年スーパー耐久第1戦もてぎ

 グループNプラス参戦2年目となる今季だが、マシンは昨年から熟成に熟成を重ね、万全の体制で開幕戦もてぎに臨んだ。予選は雪の影響でグリッド予選が順延となったが、なんとか5番手で通過。決勝はしぶとく走って3位表彰台をゲット。相変わらずアルテッツァ勢には遅れを取っているが、開幕戦でまずまずの成績を残すことができた。


3月18〜19日 「練習走行」


 マシンは昨年型をベースに随所に改良が加えられ、戦闘力が高められた。しかし、完成が遅れてテストが思うように出来ず、木曜日のスポーツ走行から練習を開始した。


 そして金曜日のN1リーグ専有走行でセットアップを煮詰めた。しかし、トラブルも発生し、2本目は走行できず。テストメニューも順調にこなすことは出来なかった。なお、今季のカラーリングはご覧の通り、黒1色となった。地味? それとも、しぶい・・・?


3月20日 「車検&公式予選」


 そして予選日。車検を無事に済ませ、午前中のドライバー予選に臨む。序盤はドライだったものの、途中から雨が降り始め、ウェットに。ここではクラス5番手と、予選通過ギリギリのポジションとなった。


 
そして午後のグリッド予選だが、雨が雪に変わり、視界も悪くなったことで、決勝朝に順延となった。


3月21日 「決勝」


 明けて決勝日の天候は晴れ。朝一の予選ではまだ路面が一部濡れた状態だ。つまり予選終盤のタイムアップが重要となる。ここでは浅見がアタックし、2分08秒632をマーク。なんとかクラス5番手で決勝に駒を進めることができた。決勝はいつものように山内がスタートを務めた。


 そして13時過ぎに決勝がスタート。山内はもう一台の#17インテグラを抜いて4番手で1周目を通過。その後#36アルテッツァがトラブルでピットインしたため3番手に浮上した。しかし、マシンの調子はイマイチのようで、10周目に4番手にダウン。その後もペースが上がらず、上位からは離される展開となった。


 そして、40周を走ったところで浅見にバトンタッチ。給油とタイヤ交換をして4番手のままレースに復帰した。


 浅見は順調に周回を重ねる。マシンの調子は元に戻ったようで、ペースも安定している。その後、#17インテグラを抜いて3番手に浮上。浅見はさらにペースを上げて、後続との差を広げていく。


 その後#17インテグラがリタイアしたことで、3位の座は安泰となり、1回目のピットインが早めだったこともあり、安全を期して再びピットインし、ガス給油とタイヤを交換してゴールを目指した。そして、97周を走り終えたところでチェッカーとなった。


 昨年の富士以来の表彰台を獲得できたことはうれしいが、まだまだライバル達とはバトル出来ないのが辛いところ。けれども、今回の3位は「決勝出走優先権がシリーズ3位」までに改められたことで、次のハイランドに向けて非常に貴重なポイントを得ることになった。


2004スーパー耐久シリーズ第1戦 もてぎスーパー耐久500
2004年3月20〜21日 ツインリンクもてぎ(4.801q)
天候:晴れ 参加台数:52台 決勝出走台数:45台
参加クラス:グループN+
ゼッケン/車名:54/ADVANアンクルインテグラ
ドライバー:山内伸弥/浅見 武
予選結果:クラス5位 総合28位 タイム:2分08秒632
決勝結果:クラス3位入賞 総合15位 97周回
完走台数:34台
獲得ポイント=12点 シリーズ合計=12点/第3位

「トピックス」

<レースクイーン>


 今年もフロントローからRQを派遣してもらいました。右が中村 優ちゃんで、左が秋葉 遥ちゃんです。ピットウォークやグリッドでファンサービスに務めました。ホームページもありますので、名前の所をクリックしてみてください。