2006年スーパー耐久第3戦十勝

 前戦の鈴鹿を早々にリタイアした我々は2カ月のインターバルでマシンを煮詰めて十勝入りした。練習でも順調なタイムをマークして決勝に。ところがコースイン時から不具合が発生し、グリッド上で応急処置。しかし不具合は直らず、スタート直後にピットイン。マシン修復後は順調に走行するものの、午前0時を前にトラブルで火災発生。リペアエリアに運ばれたものの、修復不能で残念ながらリタイアとなった。

Photo by Mr.M.Inoue/K.Hosoda



 主要スタッフはラリー北海道からそのまま十勝に残り、早めに練習走行を開始し、順調にメニューをこなした。今回レギュラードライバーは山内のみで、他はベテランの小幡栄、昨年の十勝に続き井入宏之、そして大橋正澄を加えた4名体制で臨んだ。


 今年も予選はなく、クラス7番手、総合12番手のグリッドからスタートとなった。右の写真の通り昨年の十勝同様に伊藤由貴子、片岡ひろみという2名のRQがファンサービスに努めたが、その後ろでは突然発生した不具合を懸命に修復する作業が続いていた。


 そして15時を前にフォーメーションが開始された。スタートドライバーはいつものように山内が努める。不具合は修復されたはずだったが、スタート後も加速は鈍く、1周目からピットインとなってしまった。


 ピットガレージで応急処置を施しコースに送り出すが、不具合は完治せず、インタークーラーやタービンを交換する作業が続いた。この作業に1時間30分を要し、他のライバルが1回目のピットインとなる頃に我々のレースが始まった。


 修復後、順調に周回を重ねる山内は、1分29〜30秒という安定したタイムで走行。その後小幡、井入、大橋とローテーション。タイム的にも皆同じようなタイムを刻んでいく。


 ピット作業は1スティントでフロントタイヤを交換し、2スティント目で4本交換というスケジュールで進む。


 そして本格的な夜間走行となり、ドライバーも2順目に入る。山内から小幡にスイッチしたところで、ペースが上がらなくなった。そうこうするうちに最終コーナーで火災が発生。タイム的に不安がよぎったが、その悪い予感が的中してしまった。小幡はすぐさまマシンをコース脇に止め、自ら消火器で鎮火。その後リペアエリアにマシンは運ばれたが、修復不能で残念ながらリタイアとなってしまった・・・。


2006スーパー耐久第3戦 十勝24時間レース
2006年7月15〜17日 十勝スピードウェイ(3.405q)
天候:曇り 参加台数:33台 決勝出走台数:33台
参加クラス:ST2
ゼッケン/車名:54/BC・KONG'sアンクルランサー
ドライバー:山内伸弥/小幡栄/井入宏之/大橋正澄
スターティンググリッド:クラス7位 総合12位
決勝結果:リタイア 288周回
完走台数:29台
獲得ポイント=0点 シリーズ合計=0点