前回の優勝に気をよくして乗り込んだTIだが、予選中ブレーキトラブルから
タイヤにフラットスポット。最後尾スタートを余儀なくされる。
決勝の鬼神の様な追い上げも、人間より先にマシンが根をあげ、ピットイン。
不本意なクラス12番手でレースを終える。
第2戦のハイランドで優勝し、勢いに乗った我々は、ここTIで宿敵5ZIGENとのポイント差を無くす意気込みで臨む
その後、Bドライバーの浅見はポジションアップを狙ってアタックを始めたが、インターバルでの作業ミスにより、ブレーキトラブルが発生してコースアウト。このときタイヤの表面をゲソッと剥いてしまい、決勝スタートには使えなくなる。ルールに従いタイヤを交換して最後尾スタートとなる
決勝日。ピットウォークでマシンをPRするが、ドライバーは最後尾からのスタートとあってそれどころではない様子。
グリッド上でピースサインを出す我らがアンクルおじさん。となりで浅見 武は苦笑いする。
怒濤の勢いで前車を次々とパスしていくアンクル御大。最後尾からのスタートも20周目にはクラス8番手まで浮上。 37周目、作戦通りルーティンのピットイン。山内から浅見へのドライバー交代と給油をしてピットアウト。 浅見は順調に周回し、40周目のポジションは10番手。ところがこのころから小雨が落ち始める。けれどもレインタイヤにするほどではない。浅見はそのまま走行し、60周目には5番手、80周目には2番手まで浮上する。
しかし、終盤にペースがやや落ち始める。そしてとうとう浅見からピットインのサインが……。戻ってきたマシンを見るとブレーキパッドが完全に無くなっていてほとんどノーブレーキ状態。パッドを交換することも出来ず、ローターごと交換。これで万事休す。お手上げだが、完走だけはしようと残り3周ほどでレースに復帰。
最終的にクラス12番手でレースを終えた。トラブルの原因はブレーキパッドだとアンクルは言うが、序盤のハイペースにパッドが負けてしまった? のかもしれない。
結局5ZIGENとのポイント差は広がってしまった。次の十勝24時間レースこそ良い成績を残すぞ。
97スーパーN1耐久第3戦 TI耐久400qスーパー耐久レース
97年6月14〜15日 TIサーキット英田(3.702q)
天候:曇り 参加台数:44台 決勝出走台数:44台
参加クラス:クラス4
ゼッケン/車名:54/BPビスコベータアンクルシビック
ドライバー:山内伸弥/浅見武/玉本秀幸
予選結果:クラス10位 総合24位 タイム:1分48秒563
※タイヤ交換により最後尾スタート
決勝結果:クラス12位完走 総合28位 95周回
完走台数:30台
獲得ポイント=0点
シリーズ合計=30点/第2位