Special Thanks
Photo by Mr Y.Itoh & K.Hosoda
Article by K.Hosoda
今年の富士のレースウイークも木曜日にスポーツ走行があり、当日朝移動というスケジュールでサーキットに到着。浅見が慣らし走行から始める。マシンの多くはFT(フォーミュラトヨタ)なので、気を使いながら走行する。だが、しかし浅見はゆっくり走っているにも関わらず、ヘアピンでカウンターを当ててる始末。(写真では分かりにくいかもしれないけど、タイヤは右を向いている)それでもコンスタントに周回を重ね、順調にメニューをこなしていく。そして金曜日の専有走行でさらにセットをつめ、47秒前半までいったところでフィニッシュ。今年の富士も実に順調な滑り出しで期待できそうだ。
そしていよいよ予選の開始だ。今回のレースも出走台数を参加台数が上回ったため、各クラス按分比例により台数が割り振られる。けれども今年は前戦までの各クラスポイント上位5台は予選落ちしないから少しは安心できる。と言ってもポジションは重要だから集中して走るのはいつも通りだ。
まずは山内からアタックを開始。47秒台から46秒台に入り、最終的に46秒462をマークしてクラストップに立つ。その後浅見に交代してアタックするものの、タイム更新はならず。このまま行けば久しぶりのクラスポールかと思ったが、敵も黙ってはいなかった。シリーズトップの87パルサーがなんとGT−Rのスリップを使う作戦を敢行!
その速いこと速いこと。タイムは46秒022で我々は2番手からのスタートとなった。
そして決勝。恒例となったピットウオークが行なわれ、マシンのPRに務める。今年からキャンギャルに来てもらっているのでファンの集まり方も例年以上のものがある。キャンギャルのプロフィールはトピックスでどうぞ。
山内が準備をしていると、77ギャザズチームの監督がやって来て、山内となにやら話をしている。その内容は……何だったんだろう。また、グリッドから前方をみると5台前に僚友F SPORTSのインテグラが見える。いつもは我々の後ろなのに、今回はだいぶ前に行かれてしまった。 なお、予選は総合30位だったが、コースインできなかったマシンがあって、29番グリッドからのスタートとなった。ラッキー!
そして12時5分にレースはスタート。山内はポジションをキープして2番手で1周目を終えてくる。しばらくは87パルサーを追ってレースを進めるが、徐々に差は広がり、11周目に77ギャザズに抜かれて3番手にドロップした。しかしその後は77ギャザズと抜きつ抜かれつのバトルを展開し、2台で87パルサーとの差を詰めていく。30周過ぎには3台がテールツーノーズ状態となり、38周目に念願のトップに躍り出た。
その後もしばらく3台でトップ争いを展開し、レース中盤を迎えた。 その途端、山内からピットインのサインがあり、予定よりだいぶ早くピットインとなった。ここで浅見に交代し、ガス給油とフロントタイヤを交換してピットアウト。44周目のピットインだったので、計算上はこのままチェッカーを迎えることも可能だ。
そして全車ピットインを終えた時点でのポジションは3番手だ。浅見は順調に周回をこなして行くが、85周目にふたたびピットインとなってしまった。浅見に聞くと「燃料系がおかしいかも」とのこと。ふたたび給油をしてピットアウト。後続との差は1周以上あったので3番手でレースに復帰する。ペースも元に戻り快調に走行を続ける。
ライバルより1回多くピットインしたため3番手ではあるものの、前後との差はともに1周ある。「今回は3位キープ」するしかなくなっていた。レースも終盤に入り、浅見は48秒台で快調に走る。そして4時間を目前に浅見のペースがガクンと落ちて最終ラップに入っていったのだ。その直後に4時間が経過してチェッカーが降られる。続々とゴールを迎えるマシンを横目に浅見が帰ってくるのを待つ。しかし、2分を過ぎても戻ってこない。「どこかで止まってしまったか?」と誰もが思っていたところ、遠く最終コーナーに黒いマシンが見えた。浅見はゆっくりとコントロールラインを越え、ピットロードエンドにマシンを止めたのだった。
かろうじてチェッカーを受けた浅見に聞くと「もうダメかと思った。エンジンが吹けず、アクセルを踏んでも離しても止まりそうだった」とのことだった。なんとか3位表彰台をゲットしたが、マシンが完璧だったら最後までトップ争いをしていただろうと思えるので残念でならない。
表彰台の右側で無念の表情を浮かべて手を振る山内/浅見の両名。今回3位となったことで最終戦SUGOでの「シリーズ3位」の権利をかろうじて残した形となったことがせめてもの救いである。
最終戦は一番高いところを狙って頑張りますので応援よろしくお願いします。
また、僚友F SPORTSチームも一時はクラストップを快走するも最終的に3位となって、昨年富士の2位以来の3位表彰台を獲得した。
99スーパー耐久シリーズ第7戦 スーパーTEC
99年10月9〜10日 富士スピードウエイ(4.470q)
天候:晴れ 参加台数:48台 決勝出走台数:45台
参加クラス:クラス4
ゼッケン/車名:54/BPビスコベータアンクルシビック
ドライバー:山内伸弥/浅見 武
予選結果:クラス2位 総合30位 タイム:1分46秒462
決勝結果:クラス3位入賞 総合19位 130周回
完走台数:34台
獲得ポイント=12点 シリーズ合計=50点 第4位
今年から来てもらっているキャンギャルですが、今回から4人全員メンバーが変わりました。プロフィールは以下の通りです。
名前 星沙保里チャン 岩瀬ミキチャン 新藤 香チャン 須永倫世チャン
出身地 東京都 東京都 北海道
東京都
年齢 20歳 21歳 21歳 24歳
身長 161p 165p 161p 162p
BWH 83・58・85p 82・57・84p 85・59・88p
86・60・88p
趣味 ドライブ 旅行 フラメンコ 旅行 スキー スノーボード ドライブ
スキー
スノーボード ボディボード スポーツ観戦
旅行
となっています。応援よろしくネ!
<メシネタ>
今回のレース、宿は河口湖でありまして、帰り道の炉端焼き店で夕食をとる。飲み物が揃ったところではいポーズであります。もちろん僚友の古橋チームも一緒であり、総勢は14名ほどの大所帯となります。