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Photo by Mr Y.Itoh & K.Hosoda
Article by K.Hosoda
いよいよR.T.UNCLEのレース活動が今年もスタートしました。昨年同様スーパー耐久シリーズへの参戦ですが、マシンは今季新たに作り直した99年型シビックタイプR。ブレーキのサイズダウン、4穴ホイール化などが98年モデルとの違いですが、ブレーキの小型化の影響よりも、4穴化はメカニックにとって非常に有意義なことであります。なぜかって?……そりゃぁあなた決勝中のタイヤ交換がナット一個少ない分楽になるじゃありませんか。これって我々にとってはかなり重要なコトなのです。(理由はあえて聞かないでちょーだい)
今季のカラーリングは見ての通りでございます。アドバンカラーと思われがちですが、正確にはそうではありません。と言うのもボンネットにアドバンお馴染みの△形のマークが入っていないものでして……。それはともかく“準アドバンカラー”ってな感じで今季も参戦いたします。
で、ハイランドの第2戦を前にカラーリングの途中で富士でシェイクダウンを済ませた後、仙台入りしました。ここで大きな問題がありました。それは我々の仙台での常宿となっていた「秋保温泉・ホテル瑞鳳」が休業してしまったことであります。もっとも泊まっていたのは豪勢な本館ではなく、別館ともいえるヴィラ瑞鳳なんですけどね。こちらも本館の休業に合わせて泊まれなくなってしまいました。従いまして今年は仙台市内に宿をとることになりました。それではハイランドの戦いぶりをお楽しみください。
今年のハイランド戦は車検のみ土曜日で、予選/決勝が日曜日という準1デーレースであります。そんなこともあって通常金曜日に行われるN1リーグ専有走行は土曜日の朝から昼にかけてであり、例年水曜日移動の我々は木曜日移動と一日少なくて済みました。経費的には多少楽になった次第であります。
で、金曜日のスポーツ走行はドライでかなりセッティングできましたが、天気予報は週末が雨の予報。明けて土曜日のN1リーグ専有走行は予報通り雨となってしまいました。
ここでハプニングが。路面状況の悪化に足をすくわれた浅見は勢い余ってシケインをショートカット。無傷のマシンのバンパーとフェンダーをちょっとやってしまいました。「まったくぅ〜」と山内に言われたのは言うまでもありません。
そして予選ですが、雨はさらに激しく、これに風も加わりまさにどしゃ降り状態でありますが、そんな中予選がスタート。今年から予選は1時間/1回というルールで、その中で2人がアタックというスケジュールであります。まずは浅見が基準タイムをクリアすべく走行。その後山内がアタックに入り、終盤に2分27秒482をマークしてクラストップに立つ。最終的には他車がこれを上回ったためクラス3番手で決勝を迎えることとになった。う〜残念。
いよいよ午後1時20分過ぎにレースは悪天候のためセーフティカースタートとなり、しばらくはそのまま走行を続ける。そしてセーフティカーが戻って本当のレースがスタート。山内は2番手にポジションを上げて戻ってくる。その後前を行くマシンをぶち抜いてクラストップに浮上して快調にレースをリード、後続を引き離しにかかるものの事故のためセーフティカーが入り、築いたマージンが無くなってしまう。「勿体ない」と思ってもそれがレースなのだ。その後リスタートが切られるが後続勢に追い上げられ、2番手にドロップしてしまう。
その後しばらくは2番手を走行するが、どうもペースが上がらず、3番手から4、5番手と次々にポジションをダウン。予定の42周目より10周も早く32周目にピットイン。フロントタイヤを交換して浅見がピットアウト。今回は200マイルレースなので満タンで最後まで走りきれることからガス給油は無しだ。浅見は順調に周回を重ねるが、40周目のポジションは6番手だ。
その後も雨は降り止まず、走るのが難しい状況の中レースは進行。5番手を走る浅見は4番手との差を詰め始めるが、ここでふたたび事故によりセーフティカーが入る。しかも悪いことに追い詰めていた4番手と我々の間にセーフティカーが入ったのだ。「なんてこったい」山内がそうつぶやくがあとの祭り。これで4番手に追いつくことは不可能となってしまった。
結局レースは75%を迎えたところでそのままチェッカーとなり、今季初のレースは5位でフィニッシュとなった。うーん、残念無念。
なお、第3戦は5月15〜16日に鈴鹿サーキットで行われます。これまで良い成績の残せていない鈴鹿だが、今回の悔しさをバネにさらに良い成績を残せるよう頑張っていくので皆さんの応援をお願いします。
99スーパー耐久第2戦 ハイランドスーパー耐久レース
99年4月24〜25日 仙台ハイランド(4.0296q)
天候:雨 参加台数:32台 決勝出走台数:32台
参加クラス:クラス4
ゼッケン/車名:54/BPビスコベータアンクルシビック
ドライバー:山内伸弥/浅見 武
予選結果:クラス3位 総合14位 タイム:2分27秒482
決勝結果:クラス5位入賞 総合16位 55周回
完走台数:27台
獲得ポイント=8点 シリーズ合計=8点 第7位
<気分転換>
仙台から帰ってきた我々は気分転換を求めて群馬県のとあるゴルフ場でリフレッシュした。ご覧の通りのきれいなコースでプレーするのはまさに気分爽快だ。このホールは完璧な池越えで、約1名ほど打ち込んでしまった。と、今回はここまで。