2002年スーパー耐久第4戦もてぎ

　これまで２戦連続でノーポイントに終わっている今季のＳ耐。どちらもパワステ系のトラブルが発生したものだが、第４戦もてぎに備えてやっとこれの対策が完了した。練習走行では終始Ｓ２０００勢の背後につける順調な仕上がりだ。予選はクラス５番手で、決勝は一旦ポジションを落としたものの、４番手、３番手と徐々に浮上し、３位でゴール。トラブルもなく初表彰台をゲットした。でも・・・これで満足しているわけではない・・・。

　パワステ系の対策を施して初の走行とあって、木曜日のスポーツ走行から練習を開始する。

　そして金曜日のＮ１リーグ専有走行でセットアップを煮詰めた。タイム的には各セッションで３〜４番手で、トータルで見れば４番手といったところ。週末の天気は雨模様の予報だったが、どうやら雨は降らずに済みそうだ。我々としては雨の方がＳ２０００との差が少なくて済むので、雨は雨で歓迎なのだが。

　車検も無事に済ませ、午前中にフリー走行で最終チェックを行う。タイム的にはクラス４番手。もてぎではＦ３も開催されるため、予選はＦ３第１レースの決勝後というスケジュールだ。

　そして午後２時55分に予選がスタート。まずは山内がアタックし、２分10秒612をマーク。トップのＳ２０００は２分８秒台！　と別次元である。その後タイヤが暖まった状態で浅見がアタックし、２分10秒425をマーク。結局クラス５番手からのスタートが確定した。

　明けて決勝日の天候は晴れ。気温も上昇し、ピットサインを出すだけでも汗が出るくらいだ。朝のフリー走行では３番手のタイムをマークし順調なセットアップであることを確認した。
　恒例のピットウォークでは僚友のＦ　ＳＰＯＲＴＳチームとともに、ファンサービスに務めた。なお、今回からおとなりのＮＳＸは新型タイプＲのパーツを装着し、多くの注目を集めた。くわしくは「Ｆ　ＳＰＯＲＴＳの部屋」でご覧ください。

　決勝のスタートドライバーいつものように山内で行く。このところずっと山内がスタートを務めているが、ドライバーとしては序盤のバトルを楽しみたいのだろう。

　そして午後１時過ぎにレースはスタート。山内は序盤の混乱の隙をつかれて、一旦７番手にポジションを落としてしまう。しかし、６周目には＃91号車を抜いて６番手に浮上。その後しばらくは６番手を走行するが、インテグラ勢のライバルとなる＃10号車との差は20秒あまりだ。そのうち＃95シビックを抜いて５番手に浮上。そして28周目には＃10インテグラにトラブルが発生した模様で、４番手に浮上した。

　予定では45周でピットインという作戦を立てていたが、40周を過ぎるとペースがガクンと落ちてきた。けれどもタイヤのライフや燃費のことを考えたら45周までは走ってもらわないと計算が狂ってしまう。ここは我慢してもらって予定通り45周でピットイン。フロントタイヤの交換とガス補給をして浅見がレースに復帰した。作業時間は70秒ほどで、これはまずまずといったところだ。

　これでポジションは一旦５番手にドロップするが、浅見は12秒台で周回を重ね、55周目には４番手、そして58周目には＃67号車を抜いて３番手に浮上する。これで前には別格の＃８号車と、＃94号車という２台のＳ２０００となった。けれども、＃94号車との差は100秒ある。ペースも同じレベルで走っているため追いつくのは無理だが、浅見は最後までプッシュし続けた。

　結局これを抜くには至らずクラス３位でゴールし、今季初の表彰台をマークすることができた。「ノントラブルでもここまで」という気持ちがインタビューの「悔しいです」という山内のコメントに現れている。
　昨年の最終戦では優勝できたが、今年に入ってＳ２０００との差がまた広がってしまったような気がするのだ。次の十勝は諸般の事情によりパスし、第６戦のＴＩに向けてさらなるパフォーマンスアップを目指して、キッチリとマシンを煮詰めていく予定なので、今後とも応援のほどよろしくお願いいたします。

　今回複数の事務所からレースクイーンを派遣してもらいました。
　左は昨年のハイランドに来てくれた永井洋子チャンです。そして右が新しい事務所の子であります。samyの知り合いの方が連れてきてくれました。名前は未確認です。失礼。

　久々のメシネタです。もてぎのレースウイークはまさにワールドカップ予選リーグの最中でした。土曜日は日本−ロシア戦が行われており、夕飯はテレビの見られる所ということで、宇都宮に戻ってラーメン屋さんを探しました。表から見てテレビのあるところを発見。有無を言わさずそこに突撃しました。で、ワールドカップを見ながら食事しましたが、宇都宮といえば餃子ということで、餃子定食を注文。これが絶品で、絶妙な味がとても美味しかったのです。