Special Thanks
Photo by Mr Y.Itoh & K.Hosoda
Article by K.Hosoda
昨年は自らのチームで参戦した十勝24時間レース。だが、今季は諸般の事情により単独では参戦せず、クラス3の僚友F SPORTSの古橋譲/玉本秀幸と組んで参戦。山内の相棒である浅見 武は某チームのM3に乗るため、もうひとりには小林正吾を迎え4人体制で臨む。
サーキットには7月17日に入り、専有走行でセットアップを行い、18日の予選&夜間フリー走行を迎える。
今回の予選は誰が走っても良く、しかも一人が記録すればOKというルール。このレースに関しては予選ポジションはそれほど重要ではなく、特にタイムを意識することもなく1回目は足まわりの確認に止め、2回目の予選で山内がアタック。その後玉本がアタックし、2分26秒235でクラス6番手につける。そして夜間フリー走行ではクラス3番手のタイムをマークして決勝を迎えることになった。
で、ご覧の通り普段の伸弥さんとは思えないくらいのはしゃぎっぷりであります。まったくもう……。
その伸弥さんがスタートを努め、ステアリングを握ればいつもの走るの大好きおじさんに早変わり。山内は順調に周回を重ね4番手にポジションを上げて走行。山内は予定より少し早く2時間20分後にピットインし、燃料補給とフロントタイヤ交換をして小林にバトンタッチ。
小林も順調に周回を重ね、4時間時点で3番手を走行。これまた予定より早く2時間15分でピットイン。給油とタイヤ交換、オイル補給を済ませて玉本がピットアウトする。ところが玉本はすぐさまピットイン。理由はフロントまわりからの振動でした。クルーは左ドライブシャフトと判断し、これを修理してピットアウト。この作業に10分かかり、4周分のロスを抱えることになる。
日も暮れ始め、夕焼けの中を走行するインテグラ。
そして話は一気に折り返し点を迎え、ここで前後ブレーキパッドを交換し、山内が2度目のドライブとなる。
その後ポジションは6番手にドロップするが、この頃から霧が酷くなり、セーフティカーランが続く。ここでピットインさせるのがロスを挽回するように思えたが、見るとピットロード出口は隊列が過ぎるまで開かない。つまりピットインしても1周損してしまうのでそのまま走行を続ける。
終盤には4番手を走行していたが、マシンは完調ではなくプレリュードの追い上げを食らって5番手にドロップ。
最後は古橋にステアリングを委ねてそのままゴール、と思いきや最終ラップにチーム国光インテグラがトラブルでストップし、繰り上がりの4位でフィニッシュ。「プレリュードに抜かれなかったら3位だったよ」と誰もが悔しがるが後の祭りだった。
98スーパー耐久第5戦 第5回十勝24時間レース
98年7月18〜20日 十勝スピードウェイ(5.100q)
天候:晴れ 参加台数:27台 決勝出走台数:27台
参加クラス:クラス3
ゼッケン/車名:22/BP ADVAN INTEGRA
ドライバー:古橋譲/玉本秀幸/山内伸弥/小林正吾
予選結果:クラス6位 総合21位 タイム:2分26秒235
決勝結果:クラス4位完走 総合11位 546周回
完走台数:24台
獲得ポイント=14点 シリーズ合計=14点/第8位
右に見えるは某チームのM3に乗ることになった普段は山内の相棒である浅見 武。スタート前のグリッドに現れて山内を冷やか……、いや激励する。ちなみにM3は序盤からトラブルに見舞われ、浅見は2スティント連続の走行をこなしたらしい。
やはり北海道に来たら少しは観光もしなくちゃね。ということで最終日帯広空港を飛び立つまでの空き時間を利用して牧場や幸福駅に立ち寄る。途中、競走馬で有名な牧場も発見し、北海道にいることを実感した。